PERSONピックアップインタビュー

熊谷直昭

プロボクサー 熊谷直昭

熊谷直昭
TOMEX
僕はたまに変人扱いされるんですけど…それは「究極のポジティブ」っていうところです(笑)
 
職業
プロボクサー
TOMEX内勤スタッフ
 
好きなもの
チョコレート
 
好きな本
高橋歩「FREEDOM」
 
性格
スーパーポジティブ
 

    

12月某日、後楽園ホール。ダイヤモンドグローブスーパーバンダム級8回戦。
2015年の全勝を経て、黒星の続く2016年、最後の試合となった。
この日、8ラウンドまで立ち続け結果は判定負け。白星を挙げることは叶わなかった。
 
ボクシングにはアマチュアの13階級、プロの18階級がある。
自身の体格体重などの適性を考慮して階級を選択する。
熊谷の階級は53.524Kg超~55.338Kgのスーパーバンダム級。
一戦一敗で始まったプロ生活の傍ら、「風俗の内勤スタッフ」として過ごして3年が経とうとしていた。


ボクシングと仕事の両立

19歳の時、ボクサーの友達の試合を後楽園ホールに見に行ったのがボクシングを始めるきっかけでした。
前から格闘技に興味があって、自分もここ(後楽園ホール)でやってみたいという気持ちがあったので。
最初はボクシングジムに通いつつ工場で働きながら、デリヘルのドライバーのバイトをやっていました。寝る間も惜しんで、アクティブに動いていた時期でした。
どうしても工場勤務をしながらボクシングを続けるのは無理があって、それが全部の理由ではないですがボクシングからも遠ざかった時期がありました。そこで心機一転、工場を辞めて転職のために大型バスの免許をとりにいったりしたんですけど…長距離の運転手は長時間拘束されてしまうので、ボクシングとの両立は難しくなってしまう。そんな中仕事を探しているところで、ドライバーのバイトをしていたデリヘルの店から「内勤スタッフにならないか」と声をかけて頂いて、それがTOMEXの社長でした。


これはボクシングやスポーツに限ったことじゃないと思うんですけど…。いろんな選手がいますから生活をするための仕事との両立は難しくて、ボクシングから遠のいてしまう人もいる。ボクシングで言えば、計量の日と試合の日は会社を休まなきゃいけない。自分は勝っているときはコンスタントに試合を組める環境にいたから、両立が出来ているのかなと思えました。しかも社長だけじゃなくてグループのいろんな人から応援して頂けて、本当にありがたいことです。
仕事の面で言えば、勤務日数やシフトの面で迷惑をかけている。そこをしっかりカバーできるようにしなくちゃいけない。ボクシングをやっていても「それでも熊谷は必要だ」って言ってもらえるような人間になりたい。ボクシングを言い訳にしてしまいたくないし、常に会社にとって戦力でありたいと思います。


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“風俗を変えられる会社”

元々、接客業は向いていないと思っていたんです。
体を動かすのが好きだから、それこそ職人や運送業を選ぶつもりだったんです。この仕事はデスクワークで事務作業と面接とかがメインなので、あまり体を使わないんですよね。体を動かせないことでストレスが溜まってしまう気がする。ボクシングとこの仕事は体の使い方も頭の使い方も全然違う。でもそれが逆にマッチしている気がします。ボクシングをやっていることでアクティブに発散できるから。ボクシングとの両立がなければ、この仕事を選んでいなかったかもしれない。
ここで人と対する仕事をして、意外と自分に向いているなって思った。工場にいた3年とここで働く3年は、比較にならないくらい人として大事なことを学べた気がするんです。ものの考え方や、お客さんやコンパニオンさんを通して人に「伝える力」について…自分が精神的に成長したのを感じます。今はすごく楽しいです。


ドライバーの時も感じていたんですけど、やっぱり内勤スタッフになってからなおさら風俗に対する考え方は変わりました。最初はやっぱり偏見もあって、一般的な風俗の「怖い」とか「テキトー」ってイメージがあったんですけど、モアグループの店は安心して社会人として働けるって思う部分を体感したのが大きかったです。経営していくルールもあって、けれどそれをみんなでディスカッションして改善していく。臨機応変に対応して、いろいろ変わっていくこともある。
こうじゃなくちゃダメだって強要もないから、個々の適性に応じて、メインの作業をうまく振り分けられるのが良いですよね。たとえばコンパニオンさんへの対応が得意な人、業務的なデスクワークとかHPの更新作業が得意な人がいたら、それぞれメインの作業をうまく振り分けられている。そういう営業所は強くなっていける気がしますよね。
 


スーパーポジティブ

僕はたまに変人扱いされるんですけど…それは「究極のポジティブ」っていうところです(笑)
小さいことでいえば、減量中、納豆ワンパックしか食えない状況でも『この世界には、納豆ワンパック食えない人がいる…オレは納豆ワンパック食える…オレ食っていいの?!』ってマジで思えるような考えの持っていき方ができるんです。
それには、スポーツでメンタルトレーニングの勉強をしていたことも影響していると思います。コンパニオンさんはやっぱり悩みやすいところもあるから、そういうときは自分が学んだことをそのまま伝えたりしますね。落ち込んでしまうことは仕方ないけど、悩み抜いたら前を向いて考えてほしい。

ボクシングで心のトレーニングを受けたことが、そのまま役に立っているのは嬉しいなと思います。逆にこの仕事で培ったコミュニケーションスキルが、ボクシングでも役に立ったりすることもあります。世の中どこいっても人間だらけだから、この仕事はどの分野でも使えるスキルが身に付くのかなって(笑)


社長とフリーダム

 きれいごとになってしまうかもしれないけど、やっぱり社長が大きいというか…学ばせてもらうことがいっぱいある。営業のことももちろんですけど、男としての心意気の形や、人として間違いのない選択の形とか。挑戦させて体験させてくれる。お店のことを相談したら「それでやっちゃいなよ!」とか、俺にできるのか不安なことも「やってみりゃわかるよ」って。納得できる形で道筋をたててくれる。それに、社長は話していて楽しいんですよね(笑)
オレ、たぶん元はすごく弱くて。だから細工するじゃないですか。もともと男らしくもないし、弱いんだと思います。高橋歩さんという人の「FREEDOM」っていう言葉と写真で出来た本が好きなんですけど、シンプルな強い気持ちが綴ってある。オレは本当にそう思える人に憧れるし、突き抜けた人に惹かれてしまう。社長とかは、そういうところがあるから楽しいです。ずるく固まる人とかもいるけど、そういう人よりは自分がやりたいことに対して振り切ってる人の方が自信を持っていると思うし、信頼できると思います。…まあ、オレ、昔付き合った女の子には「FREEDOM過ぎてついていけない…」ってフラれたこともあるんですけど(笑)

ボクシングもそうだけどまだこれから先知っていけることがあるのはめちゃ楽しいっすよね。
年齢の話でいえば、もう「27才か」って思ったことないですね!「まだ27才かあ!」って思うしたぶん35才になっても「まだ35才かあ!」ってなると思う。いつまでも楽しいタイプです(笑)
今後のことは分からないけれど何事も辞めたいなと思った時が辞め時だと思います。限界を感じるまで今は一生懸命やるだけです。会社にも依存はしたくない気持ちが強くて、自分でしっかり気持ちをもって働いていたい。自分の保身で会社にぶらさがっても会社に対して失礼だなって思うんです。でも、こういう話を社長ともできるのが良いところですよ。普通の会社じゃまず言えないですから (笑)

今年に入ってから一週間で50キロ走るのを決めています。朝10キロ走って、仕事に行ってトレーニングに行くんです。自分の課題は体の強さや忍耐力だと思っています。しっかり作り上げて出直したいです。今は壁にぶち当たっている部分があるから、そこをもう一つ越えて、冷静にできる部分を模索してやっています。感覚的な人間なんで今後の課題は基礎を固めることですね、ボクシングも仕事でも(笑)


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番外編 今後のこと ボクシングについて

最近は戦争映画ばっかり見てます。最近は「ランボー」を見て、次の試合負ける気がしなくなったりして(笑)でも、やっぱり雄叫びが上がるくらいとことん飢えないといけないんですよね。
 
工場勤めの時に一度負けて、この会社に入ったあとに初めて勝ったんです。
初めてKO勝ちしたときが、人生で一番気持ち良かった。もうこんなことないってくらいの出来事を味わってしまった。
 
自分はボクシングについては、才能もクソもない、体験でしか学べない叩き上げみたいなもんです。
オレは無敗の選手もいる中で、一戦一敗からプロをスタートした。
でも本当のスタートは、アマチュアからプロになりたい一心だった。プロで一勝したくて、それからA級になりたくて、そうやって来たんですよね。A級になってから一回も勝ててない。でも、ここで負けるかもしれないから辞めるって逃げてる気がして嫌なんです。悪い記憶をずっと引きずっていたくないから戦い続けたい。今は長いトンネルにいる気分です。でもここで逃げずにトンネルを抜けることが出来たら、次の一勝はすごい価値があるものになる。
今年は勝負の年、応援に来てくれるスタッフさんや家族に報いたい気持ちもあるから今年は日本ランキング入りを果たしたい。
人によって価値観はもちろん違うけど、極端だけど、試合を出来なくなってしまう人もいる。俺は元気で、ボクシングが出来て…ただ負けただけなんだから。プロとしてこれを言ってはいけないのかもしれないけれど、オレは戦える限り戦わなくちゃいけないと思ってます。負けたら、意味がなくなってしまうけど、それでもブレたくないんです。次の目標に向かって勝ち取って行きたいです。
 



 

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