Diggin’ In The Crates!!!!

2024/06/21

世界を困惑の中心に置き去りにする程の強烈なタイトルで始まり、巻き起こした嵐の上で力強いステップを踏む私をよそに、麓では賛否両論あったとか無かったとか言われているD.I.T.C vol.1。
その興奮も冷めやらぬ内にvol.2のお時間がやって参りました。どうも、厚木営業所のIです。

「初夏香る天空からあげ」はいかがでしょうか。

さて、今回は6月に出会った数々の楽曲から私好みの3曲をご紹介致します。
控えめに言って、今月は豊作でした。

1.place to be/Fred again..,anderson park &CHIKA

先月も紹介したFredの最新作。表情の幅が広すぎる。リードのロールが晴天に突き抜ける絶妙な感じ、素晴らしいですね。アンダーソンパークも唯一無二のグルーブ。鼻の中央に輪っかのピアスしてる奴、大体ヤバい。
クレジットには、またまたあのお方が。
プロデューサーワークが秀逸すぎる。

2.Money/Charlotte Day Wilson

アデルやPeggy Gouも所属するXL Recordingsから、また本物が。
2021年にもアルバムを出していた様ですが、
ノーマークでした。声質はバーボンと合いそうな魅力的な渋さ。音選びがなんとなくJames Blakeに似たmono/poly感というか、KORG感というか…。凄く遠い所に配置されてるけど、色々聞こえてますよ。
コーラスの使い方、配置にも既視感が。
いずれも芸が細かく、作り込まれたバランス。
クレジットを見ると広島生まれのJonah Yanoが。やはり良い音楽って繋がりますね。

3.Ride with Me/pink skies

完全に夏を思わせるムード漂う一曲。
海、134号線からのホテルムーブなら是非お供に。pink skiesに関しては、どの位有名なのかわからず、音場もコンパイルレベルも決して高くない。でも、そんな事は関係なく、ただただ夏を感じられるエモーショナルな良曲です。

プレイヤーから離れ、オーディエンスに近づけば近づく程にその色は褪せていき、
まるで擦り過ぎたレコード針の様に、
細部が拾えなくなっている事を実感します。
消耗品の耳を人一倍酷使してきた私は、
その終わりも人一倍早い事でしょう。
後どれくらい、このレベルで、
耳元で、音を聴いていられるか…。
そう、しみじみ思いながら空を見上げては、
からあげを頬張る6月でした。

さて、次回のD.I.T.C.は番外編。
「狂ってるよ！偉大なる、すぎやまこういち大先生。ドラゴンクエスト狂想曲シリーズ3選」をお送り致します。
お楽しみに。

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