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欲すれば、まず与えよ

2016/01/10

総務部の濱野谷です。

若い頃に迷惑をかけた償いではないですが、少しでも親孝行できるように
毎年正月は実家に帰るようにしています。

僅かばかりの親孝行をした後は、学生時代に入り浸っていた雀荘に顔を出して
「焼き鳥屋のマスター」や「中華料理屋の店主」や「定年退職した元銀行員」等の
昔からの常連さん達と遊ばせてもらったのですが、「オイ濱野谷ビールでも飲むか?」や
「濱野谷!ちゃんと仕事してんのか?」と『オイ!コラ!』口調で小僧扱いされてしまいました。

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見ず知らずの年長者にいきなり同様のことをされたら、腹も立ちますが
その時は嫌な気は全くせず、逆に背筋を伸ばして「ハイッ!」と返事することに
心地良ささえ感じられました。

腹が立つ立たないの差は、そこに『恩』が有るか無いかではないでしょうか。

そんな常連さん達には金のない学生時代にお世話になることばかりでした。

■焼き鳥屋のマスターには、雀荘でパンクした際にお小遣いをもらいました。

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■中華料理店の店主には、利益を取らず原価だけで食べさせてもらいました。

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■元銀行員さんには引越代がない時に無償で車を貸してもらいました。

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さらに皆さんは恩着せがましく見返りを全く求めてこない上に
「俺がやったことを恩だと感じるのなら俺に返すのではなく、お前の後輩に返せ!」と
教えていただきました。

不義理ばかりしている私ですが、職を探している方たちに少しでも手助けができればと思っています。

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