COMPANY創業者メッセージ

経営イメージは植物園

モアグループという「植物園」

よく言うんだけど、自分の経営のイメージは「植物園」。
ガラスに囲まれているところで、種蒔きしてるかんじかな。
時間かけて育てても芽が出ないとか、
花が咲かなかったりとか、思いがけずすごい実が成ったりとか……
植物園には自分のかけた手間なんかとはまた別の成果がでるイメージがある。

リーダーシップの強い、
イケイケの同業の社長なんかはいわゆる「調教師」なんだよね。
ただ俺はそのエネルギーはないので省エネ経営。
基本的にのんきなところがあるから。窓あけたり、水あげたり、がんばれよー、
みたいにしてるのが一番いいんだな。

植物園の環境を作ったり、観察して必要なものを出したりっていうことはできる。

それに植物は時間かかるけど、
その代わりいっぱい育てられるからボリュームも大きいし。
モアグループの会社を見てるとカラ―は会社ごとに結構違う。
服装なんかにも表れてるけどバラエティがあった方がいいかなあ。

わかりやすいまっすぐな花とか、食虫植物みたいな花もあるけど、
これからは全然今までうちになかったような花とか見たい。
女性を引き立てようとは思ってないんだけど、
実力で女性が半分くらいになったら面白いかなと思ってる。

経営イメージは植物園2 経営イメージは植物園3

働くなら、器用じゃないほうがいい。

けして優秀な人を沢山得たいわけではない。

ダメなところや足りないところを埋めていく、
その差を埋めることが
社長や管理職の仕事だと思ってるから、
埋める差分が多ければ多いほど、良い仕事になる。

うちのグループも社長店長連中は、世の中的には挫折したり、
昔不良で勉強できなかったりが多いんだけど、
そういうのが、立派に管理職になって収入も得て、人望もたくわえて、
立派に仕事するっていう組織を作ったっていうことを、自分は誇りにしていて。

まずは馴染めて、そしてついてくる意欲があれば、
土台は結構パーでもいいかなと。
その中にキラリと光るものがあればこしたことない。
持続力となにかひとつあればいい。
「不器用でなかなか身に付かないけどあきらめない」って奴がサイコーだね。
そういう苦労して身に付けたものは手放さないから。

「バラエティ」が強み。キャラだったり、考え方だったり…

ウチのなかのフォーマットをまず身につけて、
自分なりの芽を出していく人がほしいね。
人間的にはけっこう普通がいいかも。
「こんな奴とかいるんだ」「こんな才能があるんだ」っていうのを見たい。

ゆとり世代については、あんまり目の当たりにしたことないんだけど、 植物園的にいうとおもしろ植物。
思ったようなスピードで育ってくれないかもしれないけど、 全然違うものが出る可能性があると思う。
こっちの勝手なイメージ通りにならないっていうだけで 別にパーなわけでもないし、感覚が違うだけだから。

立派な植物園のイメージみたいに、いろんな種類いれるようにしてる。
熱帯雨林の花壇があったり、できれば寒冷地帯のもの、針葉樹林の花壇があったり。
ある本に「発達させるためには緊張感とバラエティは必要だ」というようなことが書いてあった。
会社もそれぞれがそれぞれをつぶさないような花壇をいっぱい持ってた方がいいんだろうね。

どんな芽が出るかわからないし、花が咲くかもわからないけど。
今までうちになかったような花がたくさん育って花壇いっぱいに違う花が咲き競ったら きっと会社はもっと強くなるし、仕事はもっとおもしろくなると思う。

モアグループ 代表
江口 杜主

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