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昔の事ですが幼少期から高校ぐらいまでいつも釣りに夢中でした。
家族の中で釣りをする人がいなかったんですが、本当に田舎の為友達と遊ぶ時は基本釣りでした。
当時はブラックバス釣りに夢中でみんなで朝早くから暗くなるまで釣りをしていたのを覚えています。
大人になって急にやらなくなったのは実は理由がありまして、考えの違いでした。
魚を基本的に食べないんです、特に私は刺身が食べれないので本当に進んで食べる事が無いんです。
だから釣りをしても食べる事の無い魚を自分の遊びで傷をつけるのはどうなのか?
そう考えてしまいました。
勿論ですが、釣りを否定するつもりは無いですが自分がやらなくなっただけです。
でも釣りをする考えを営業する考えに変えています。
淡水魚を釣ろうと思っている人が海に行ったらどうでしょうか?
どんなに腕が良くても、一流の道具を揃えても釣れませんよね。
営業の世界でも、このような事は良くあることです。
あなたが契約したいお客様はどんな業態で、どこに行けば1番釣れるのかかを間違えてはいけません。
見当違いな漁場で営業していないか考えてみてください。
「海老さえつけとけば、鯛だって釣れるんだぜ」
こんな感じで、何でもかんでも餌を海老にすればいいってものではありませんよね。
フナだったら、ブラックバスだったら、カワハギの場合は…と、魚にあった餌を用意する必要があります。
営業も同じで、相手が何を望んでいるのか、ニーズはどこにあるのかを的確に判断せずに、「こんない素晴らしい提案なんだから!」といくら頑張っても見当違いになってしまいます。
フナを釣るのであれば、釣竿と糸、餌があれば一人で釣り上げることが出来ます。
しかし、カジキマグロを釣ろうと思ったら、釣竿もルアーも安物というわけにはいきませんし、沖に出るためのクルーザーや魚群探知機、船を運転してくれるスタッフなどのチームが必要になります。
営業も同じです。
個人事業主のお店から契約をもらうのと、一部上場企業から契約をもらうのは、同じ道具、やり方では通用しません。
釣りの世界では、魚が食いついてきて来たことを「アタリ」、そのあと、針を引っ掛けることを「アワセ」と言います。
どんなにいい漁場で、いい道具を使ったとしても、結局このタイミングを間違えると釣り上げることはできません。
まさに、「クロージング」ですよね。
デモ(商談)相手の買い気が高まった時に絶妙なタイミングでクロージングをしかける。
こればっかりは、現場で場数を踏んで経験する他ありません。
しかし、「きてるかな?」と竿をクイクイッとやるのと同じように、営業では「テストクロージング」というものがあります。
とにかく、クロージングはとても重要ですので、たくさん経験を積んで体で覚えてください。
釣りは、今すぐ魚を釣り上げるのが目的ですが、生簀の場合は、稚魚に餌を与えて成長させ食べ頃になるまで待つ。
営業の世界でもタイミングというものがあります。
今すぐお客様を獲得しながら、そのうちお客様を育てる。
この両方が出来て始めて高いレベルで数字を安定させることが出来ます。
もし、現状1本釣りだけだと思うのであれば最初は小さくても構いませんので、自分の生簀を持つようにしましょう!
たまには釣りにでも行ってみようかな(笑
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